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学校の経営はどのようにしたらできる?

マイクを持っているスーツ姿の男性

学校の経営をはじめるためにはどのようなことをしなければならないでしょうか。学校法人の意味と、学校法人の設立の仕方について解説します。

学校法人とは?

学校法人とは、私立学校法と呼ばれる法律に基づいて設立された法人のことを指します。私立学校は、幼稚園から小学校、中学校、高校、大学など、いずれも私立とよばれる学校については、学校法人によって運営されているのです。学校経営を行うためには、法律で定められるさまざまな条件をクリアしてから、国や都道府県などの所轄庁に許可をもらうことではじめて学校運営が可能となります。

学校法人の設立の仕方

学校法人の設立には、「寄付行為」が必要になります。寄付行為とは、いわば定款と似たような意味となり、寄付行為によって学校法人は成り立っています。学校を創設する場合、土地や建物、設備などさまざまなものが必要になりますが、これらは創業する人たちの寄付によってまかなわれているのです。学校法人設立は以下の流れで行われます。

  1. 管轄の省庁に事前に相談を行う
  2. 学校法人の理事、監事、評議員、土地といった申請のための要件を揃えておく
  3. 学校法人設立認可申請を提出する
  4. 所轄庁による実地調査・審査が行われる
  5. 認可証が交付される
  6. 学校法人の設立登記申請を行う
  7. 口座開設や土地建物移転登記などを行う
  8. 各種書類の届出を行う

学校法人の設立には、多くの段階を踏んで行われます。株式会社など一般企業を立ち上げるのとは訳がちがい、簡単に学校を経営しようと思って学校法人を創設することはなかなか難しいという実態があります。

特に私立学校の場合は経営コンサルを頼るのもよいでしょう

まとめ

机と椅子が並べられている学校の教室

ここまで学校法人について焦点を当て解説してきました。国や都道府県が運営する国公立の学校を除いて、私立と名のつく学校はすべて学校法人です。学校法人の立ち上げには、数多くのステップをクリアしなければならず、厳しい審査があり、なかなか一筋縄にはいかないという実情があります。学校運営は、将来の日本社会を支える若者を創出するという意味では、社会性の高い事業で重大な責務を負います。だからこそ、簡単に利益追求を目的とした学校法人が簡単に立ち上げ運営できるということは認められていないのです。

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